【WEB検証】放射温度計の「温度が低く出る・ブレる」3大原因(煙・覗き窓・視野欠け)を30秒で再現できるシミュレーターを公開

熱処理炉、誘導加熱(IH)、鍛造・鋳造、金属・セラミックスの焼成プロセスなど、800℃以上の高温管理現場において「放射温度計の表示温度が実際の温度より100℃以上低く出る」「ワークが揺れるたびに値が暴れる」というトラブルが後を絶ちません。

CHINO Corporation (Thailand) Ltd.(CCT)は、こうした現場の計測課題をブラウザ上で直感的に再現し、最適な波長・機種の選定を30秒で検証できる『IR-CZシリーズ インタラクティブ計測シミュレーター』を公開いたしました。

▼ インタラクティブ・シミュレーターはこちら(無料・登録不要) https://chinothailand.com/ja-th/pages/interactive-ir-cz-simulator

■ なぜ、現場の放射温度計は「低い温度」を誤表示するのか?

非接触で瞬時に温度を測れる放射温度計ですが、一般的な「単色放射温度計(1波長式)」には、現場環境によって致命的な測定誤差を生む「3つの物理的な罠」が存在します。今回のシミュレーターでは、これらの現象をマウス操作でリアルタイムに体験いただけます。

原因1:視野欠け(ターゲットがスポット径より小さい・軸ズレ) 測定距離が離れるほど、温度計の測定スポット径(φ)は大きくなります(例:距離係数 L/D=200 の場合、距離1,000mmでスポット径はφ5.0mm)。線材や小型部品など、対象物がスポット径を満たしていない場合や、コンベア上でワークが振動して視野から一部外れた場合、単色温度計は「背景の冷たい空間」を平均化してしまい、表示温度が劇的に低下します。

原因2:煙・水蒸気・粉塵・金網による「光路減衰」 炉内の煙やオイルミスト、冷却水蒸気、または保護用の金網(ワイヤーメッシュ)などが光路上に介在すると、赤外線エネルギーが減衰します。単色式では「エネルギーが減った=温度が下がった」と誤認してしまいますが、2つの波長(0.9µm / 1.55µm)のエネルギー比率から温度を算出するチノーの「2色放射温度計(IR-CZQ / IR-CZH)」であれば、一定の受光エネルギーが確保できる限り減衰の影響を自己キャンセルし、真温度を維持し続けます(※許容限界は対象物の表面状態に依存します)。

原因3:覗き窓ガラス(石英ガラス・ソーダガラス)の波長吸収 真空炉や雰囲気炉の「覗き窓(サイトグラス)」越しに計測する場合、温度計の「測定波長」の選定を誤ると一切計測できません。一般的な中長波長(2.0µm以上)の温度計では、赤外線がガラス自体に吸収され「UFL(測定不能)」となります。シミュレーターの「Step 7」でガラス材質を切り替えることで、透過可能な短波長モデルの選定を即座に確認できます。

■ シミュレーターで検証できる「7つのステップ」

・Step 1 測定対象材質と放射率(ε):鉄鋼(0.70)、ステンレス/アルミ(0.25)、カーボン(0.95)等の材質別シミュレーション ・Step 2 ワークサイズとアライメント:小・中・大のワークをマウスでドラッグし、直視ファインダー(レティクル)内の視野欠け影響をテスト ・Step 3 測定温度帯(0〜2800℃)& Step 4 機種比較:一般単色モデルと、チノー独自の2色モデル(IR-CZQ / IR-CZH)をワンクリックで比較 ・Step 5 放射率補正および信号変調モード(PEAK / DELAY等):高速移動・振動するワークを「PEAKホールド」で捉える高速応答の挙動確認 ・Step 6 測定距離(500〜5000mm)& Step 7 環境外乱:煙・蒸気、石英/ソーダガラス窓、金網遮蔽による減衰テスト

※狭小スペース・強電磁界ノイズ環境には「ファイバ形 IR-FAシリーズ」: 誘導加熱(IH)コイルの隙間など、温度計本体を設置できない狭小箇所や高ノイズ環境向けには、柔軟な光ファイバケーブルを用いた2色温度計「IR-FAシリーズ」もご用意しております。

■ 【タイ国内工場・800℃以上限定】エンジニア立会い「1時間スポット測定実証」のご案内

WEBシミュレーターで貴社ラインの条件をご確認いただいた後、そのままページ下部のボタンからシミュレーション条件を引き継いで技術相談・見積依頼が可能です。

タイ国内(EECエリアおよび全土)において「800℃以上の高温プロセス」をご検討中のお客様には、CCTのセールスエンジニアが実機を持参し、現場にて「最大1時間の立会い光学・スポット測定テスト」を実施しております。

※機器単体での無償貸出・現場への据置(置きっぱなし)は一切行っておりません。また、800℃未満の温度域につきましてはオンラインでの型式選定・お見積りにて迅速(原則1営業日以内)にご回答いたします。

▼ インタラクティブ・シミュレーターを試す https://chinothailand.com/ja-th/pages/interactive-ir-cz-simulator

▼ 機種選定・1時間立会い実証のお問い合わせはこちら https://chinothailand.com/ja-th/pages/contact

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